過払い金返還請求を行う方法

By | 2023年5月2日

過払い金返還請求の流れは、大きく以下の6ステップがあります。

  1. 貸金業者から取引履歴を取り寄せる
  2. 引き直し計算(過払い金調査)
  3. 過払い金返還請求書を送る
  4. 貸金業者の担当者と話し合う(任意交渉)
  5. 過払い金請求の裁判(過払い金返還請求訴訟)
  6. 過払い金が返還される

それぞれのステップについて簡単に説明します。

  1. 貸金業者から取引履歴を取り寄せる。過払い金返還請求は、貸金業者に取引履歴の開示してもらうことからスタートします。取引履歴とは、その名の通り貸金業者から「いつ、いくらお金を借入(または返済)したのか」の履歴をまとめたものです。貸金業者の電話、ウェブサイト、店舗窓口から取引履歴の開示請求を行うことができます。
  2. 引き直し計算(過払い金調査)。取引履歴をもとに、利息制限法に基づいて過払い金が発生しているかどうかを計算します。この計算は、弁護士や司法書士などに依頼することが一般的です。
  3. 過払い金返還請求書を送る。過払い金が発生していることが分かったら、貸金業者に対して過払い金返還請求書を送付します。過払い金返還請求書には、自分の氏名や住所、貸金業者の氏名や住所、借入額や利息額、過払い金額などを記入します。詳しいことは弁護士に依頼したら簡単にできます。
  4. 貸金業者の担当者と話し合う(任意交渉)。貸金業者から過払い金返還請求書を受け取ったら、担当者と話し合って和解することができます。この段階では、裁判所に頼らずに自分で交渉することができますが、貸金業者が応じなかったり、納得できない条件を提示したりする場合もあります。そのため、弁護士や司法書士に依頼することが多いのです。
  5. 過払い金請求の裁判(過払い金返還請求訴訟)。任意交渉で和解できなかった場合は、裁判所に訴えることができます。この場合は、弁護士や司法書士などの専門家に依頼する必要があります。
  6. 過払い金が返還される。裁判所に訴えた場合は、和解成立や判決確定までに数ヶ月から数年かかることがあります。和解や判決が有利になった場合は、貸金業者から過払い金を返還してもらうことができます 。